ニュースリリース

アーサムセラピューティクス株式会社設立のお知らせ2018.12.10

ARTham Therapeutics株式会社(以下、当社)は、未だ十分な治療法が確立されていない疾患を有する患者さんへ真に有効な新薬をお届けするために、2018年7月1日、創業しました。

当社は、最先端のサイエンスを駆使して創薬アセットの隠れた価値を見出し、効率的かつ迅速な臨床POCの取得を目指します。

当社代表取締役CEOであるシャム・ニカムは「ARThamという名称は、”深い意味と価値“というサンスクリット語の本来の意味と、”創薬はファインアート“であると言う私たちの想いの融合です。私たちは、科学をより深く理解することに努め、” 患者さんにとって真に必要な新薬(medicines that matter)“の研究開発に携わっていくことに喜びを感じています。」と述べています。シャム・ニカムは、当社代表取締役COO/CSOの長袋洋と共に武田薬品工業株式会社(以下、武田薬品)においてアントレプレナーシップベンチャープログラム(EVP)を率い、日本におけるオープンイノベーションとアントレプレナーシップの醸成に努めて参りました。

当社の事業モデルは、ベストなアカデミアやビジネスパートナーとの協業による「バーチャルR&Dモデル」です。当社は、国際的な環境でサイエンスおよびマネージメントの経験を有するリーダーから構成されています。シャム・ニカム、長袋洋に加え、田中晃(シニアディレクター)もそのひとりです。さらに、大分大学医学部臨床薬理学教授の上村尚人氏をチーフメディカルアドバイザーとして招聘しました。

当社は、すでに武田薬品より、様々な疾患、例えば非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)、脈管奇形、子宮内膜症、がん免疫、線維症を対象とした複数の臨床および非臨床アセットのライセンスを受けております。さらに当社のポートフォリオは、今後さらに、他社製薬企業やアカデミア等とのパートナーシップによって拡大していく予定です。「戦略的な共同開発やパートナーシップは、ARThamの成功には不可欠です。例えば、大分大学病院臨床薬理センターの上村教授との共同研究は、早期臨床試験における迅速かつ明確な意思決定に重要な役割を果たしています。」と当社、長袋洋は述べています。実際に、当社と大分大学は、NASHを対象とした臨床プログラムを共同で進めており、大分大学病院にて2018年度中にPhase 1試験を開始する予定です。さらに、脈管奇形を対象とした別のプログラムでは、ARThamと複数のアカデミア共同研究者との綿密な研究開発計画が認められ、日本医療研究開発機構より補助金の助成を受けています。

当社は、すでにシリーズAラウンドにおける第三者割当増資を実施し、みやこキャピタル株式会社(以下、みやこキャピタル)、武田薬品、SMBCベンチャーキャピタル株式会社、みずほキャピタル株式会社、大分ベンチャーキャピタル株式会社を割当先として、総額6.5億円を調達しています。リード投資家であるみやこキャピタルのパートナー三澤宏之氏は、「ARThamが、これまで経験のない真の意味での産学連携によるオープンイノベーションの卓越したモデルになりうると我々は信じています。」と述べています。また、大分大学学長の北野正剛氏は、「ARThamは、武田薬品と大分大学との共同研究の成果を基に設立された大学発ベンチャーとも言えます。これは単に薬の研究開発にとどまらず、このユニークな産学連携を通じて新薬を開発することのできる創薬のプロを育む場としての大きな意味をもつと確信しています。」と述べています。大分大学における医薬品開発クラスター構想の一層の発展に貢献するため、当社長袋は、近く大分大学トランスレーショナル&クリニカルサイエンス研究室の特任教授に就任する予定です。

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