News Releaseニュースリリース

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米国臨床薬理治療学会議ASCPT 2021にて弊社類天疱瘡及びCOVID-19治療薬候補ART-648と脈管奇形治療薬候補ART-001の臨床第Ⅰ相試験結果を発表します

ARTham Therapeutics株式会社(以下、当社)は、このたび、2021年3月8日から17日に開催される第122回米国臨床薬理治療学会議(American Society for Clinical Pharmacology and Therapeutics (ASCPT) 2021)において、新規PDE4阻害薬ART-648と新規PI3Kα阻害薬ART-001の臨床第Ⅰ相試験の結果を発表することとなりましたのでお知らせします。ART-648は、選択的経口PDE4阻害薬で、現在、水疱性類天疱瘡及び新型コロナウィルス感染症の治療薬として開発中です。また、ART-001は、選択的な経口PI3Kα阻害薬で、現在、低流速型の脈管奇形を対象に開発中です。発表の詳細は以下の通りです。

 

タイトル:PII-040 – The novel PDE4 inhibitor ART-648 exhibits robust target engagement at clinically safe and tolerated doses identified in healthy subjects

タイトル:PII-041 – Safety and pharmacokinetics of novel PI3Kα inhibitor ART-001 in oral pediatric formulation for the treatment of vascular malformations

セッション:Interactive Poster Hour II

日時: 3月13日(土)午前8:00 – 9:00(日本時間)

 

【ART-648について】

ART-648は、経口投与可能なPDE4阻害薬で、現在、水疱性類天疱瘡及び新型コロナウィルス感染症を対象に開発中です。ART-648は、強力かつ選択的にPDE4を阻害し、in vitroあるいはin vivoの病態モデルにおいて直接的な「抗炎症」、「抗代謝異常」、「抗線維化」の作用を示しました。また、ART-648は、優れた物理化学的特性を有しており、すでに市場にあるPDE4阻害薬に比べ、同等ももしくはより高い忍容性を有する可能性が、第Ⅰ相試験の結果から明らかとなっています。第IIa相試験の開始は、2021年後半を予定しています。

 

【ART-001について】

ART-001は、経口投与可能なPI3Kα阻害薬で、現在、低流速型の脈管奇形を対象に開発中です。ART-001は、強力かつ選択的にPI3Kαを阻害し、in vitroあるいはin vivoの病態モデルにおいて「抗腫瘍作用」や「血管新生抑制作用」を示しました。また、弊社が開発した新規製剤よる優れた薬物動態及び安全性プロファイルが、健康成人を対象として第Ⅰ相試験で明らかとなりました。新規製剤により小児患者での投与も可能になります。第IIa相試験の開始は、2021年後半を予定しています。

 

【ARTham Therapeutics株式会社について】

当社は、未だ十分な治療法が確立されていない疾患を有する患者さんへ真に有効な治療薬 “Medicines that matter” をお届けする創薬バイオベンチャーです。最先端のサイエンスを駆使して創薬アセットの隠れた価値を見出し、効率的かつ迅速な臨床POCの取得を目指します。当社の事業モデルは、ベストなアカデミアやビジネスパートナーとの協業による「バーチャルR&Dモデル」です。詳細については、https://www.arthamther.com/をご覧ください。

 

【本件に関するお問い合わせ先】

電話:045-225-8858

info@arthamther.com